2004年05月05日

『第二眼美女』  初出:2003/07/27 Sun

Love At Second Sight
そんなわけで『美樂地*Melody』と『美麗人生』ばかり数ヶ月聴いていたわけですが、飽きるというところまでではなくても、やはり"The Sign of Life"あたりをのぞいていると他の曲も聴きたくなるもの。

 とりあえず通販サイトなどで値段の確認をしたりしてましたが、たまたま出張帰り(あくまでも帰りです(^^;)に新宿で時間があったので、輸入盤屋をのぞいてみることにしました。
 中華な棚を探してうろうろしましたが。なかなか見つかりません。どういうジャンルで分類されてるかもわからなくて、ROCK&POPSの棚を見たり、もしかしてと思ってJ-POPSを探したり……。
 思えば、少なくともここ10年くらいはSOUL,R&Bの棚しか見ていませんでした。黒人音楽を聴きはじめた当初から、周りには誰も聴いている人がいなくてマイナーな趣味だと思っていたので、他のジャンルも同じような規模で置いてあるもんだと思ってたのですが、輸入盤屋のなかではHIP HOPも含めてブラック系ってものすごくメジャーなんだとこの期に及んでようやく思い至りました。
 よく考えれば(考えなくても)、売り場の面積比を見れば明らかで、大手輸入盤屋では売れ線のブラックは昔からそうだった……。どうも雑居ビルの2〜3階にあるようなマニアックな店を訪ね歩いていた頃のイメージが抜けてなかったようです。
 で、ふと目にとまったのが、WORLD……。でも、アフリカンとかじゃないの?と思いつつ見ると、イタリヤ、フランス(シャンソンもWORLDかぁ。そう言われればそうなんだろうけど)、ブラジル等々に続いて韓国・香港・台湾。
 あ、あった! なにか釈然としないものを感じながらもとりあえずチェック。
 もっとも、数段しかないのでブラックでA〜ZにVARIOUSまで見ていたことを考えると拍子抜け。もっとも最近はそんなチェックしてないけど、すぐ見終わるっていうのはさびしい限り。
 寂しいながらに見ていくと、やはり香港映画から入る女性ファンが多かったせいか男性アーティストの作品が多い上、中華専門通販よりも安くはないし、江美[王其]まではなさそうだなぁと、あきらめかけたその瞬間、江美[王其]の字が目にとまりました。おぉ、あった。しかも2枚。『第二眼美女』と『悄悄話』。値段を見ると『第二眼美女』が1000円を切っていて、すかさずレジへ……といかないのが世の常。安いものには理由があるとついつい考えてしまう小市民な私。ジャケットを見るとなんだか印刷がくすんでいるような。単に日焼けしたのか、それとも……。
 頭を「盗盤」という二文字がよぎります。意図はしてなくても、こんな冷遇されているコーナーだったら、間違って仕入れても売ってしまうかも。そもそもそんなことを意識してないかもしれないし。安いのはいいけど、「盗盤」はやだなぁ。レンタルレコードさえ利用しなかった俺のアイデンティティは……、などと悩むことしばし。さらに何か手がかりはないかとジャケをよく見ると、コピー防止用キラキラシールが、キラキラっと。ぼくの目もキラリ。ジャケ紙もざらざら系を狙ったと思えば思えなくはなし。
 ビデオで見た溌剌系の音が聞けるんではないかという期待とジャケ写が好みということで、意を決して購入しました。また、タイトルの「Love At Second Sight」というのもなかなかしゃれてて、ニック・ロウの「Love At First Sight」をつい思い出してしまいます。
 内容はというと、1曲目の「我多麼羨慕[イ尓]」からしっとりバラードで、2曲目がミディアムの「[イ尓]那邊是晴天」とのっけからいい曲が続きます。
『美樂地*Melody』を聴いているのでしっくりとはきますが、溌剌系は?と思っていると3曲目の「維他命」、5曲目のレゲエっぽい「Crazy for you」、ギターリフが「In A Big Country」を思い起こさせる7曲目のタイトルナンバー「第二眼美女」で見事に期待に答えてくれました。
 4曲目のちょっとひきずるような「如果[イ尓]不打算愛我」、9曲目の「不要冩情書」、10曲目「不再」といったフラストレーションを吐き出すような陰のあるロックナンバーでシャウトもうなりもしないのにはまるのは意外。また、6曲目の「快樂在唱歌」はフランス語の響きを思わせる一風変わった曲想でアクセントになっています。そして、アルバムの最後は再びバラードの「袖手旁観」でしっとりと閉めます。
 ロック系の曲とバラードとが、曲数的にはバランスとれているようですが、アルバムの統一感という意味では今一歩かなという感じ。バラード系の方が作品的にうまく仕上がっている印象があって、それが後の展開につながっているのかもしれません。
 更に、おまけでライブ映像が入っています。順子の「冩一首歌」と王菲の「我願意」で、「我願意」は『美樂地*Melody』の同じ映像です。このライブは小美の好きな曲を歌うという企画ものなのでしょうか? なかなか良い雰囲気なので、まとめてVCDでもDVDでも出してもらいたいものですね。
posted by Zhi-Hong at 12:38| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 中華POPS日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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