2005年12月25日

『ラブストーリー』

 クァク・ジェヨン監督が「猟奇的な彼女」に続いて撮った「ラブ・ストーリ−」をレンタルDVDで見ました。

ラブストーリー



 身分違いの恋と友情の狭間、っていうだけで悲劇性たっぷりの古典的ともいえるお話ですが、親子二世代に渡る輪廻感覚がクァク監督っぽいですね。
 先に見たカミさんが号泣したというので、それなりの覚悟をしていたのですが、娘に少々邪魔されて今イチ集中できずに号泣とまではいきませんでした。
 でも、この設定というか脚本はすごい好みですな〜。
 監督のインタビューが公式サイトに載っていますが、映画の趣味が私と似ていて、なるほどって感じ。
 また、俳優陣も好演。母と娘に二役を演じたソン・イェジンはこれで新人賞とかもらったそうで、納得です。
 さらに、全編に渡って監督の解説がついていたので、試しにちょっと見てみたら、これがまた面白くて、結局解説付きで最後までもう一度見てしまいました。
 各シーンの狙い等を聞くと、なるほどと思ったり、そこまで考えていたのかと感心したり、このシーンでは効果的じゃなかったなと感じたり(何様のつもり?)……。
 でも、いろんな制約のなかで製作している監督の愚痴がときどき出てくるのがおかしい。映画監督の大変さの一端が垣間見えました〜。





 ところで、脚本が好みといいながら、なんなんですけど、親世代の話ははいいとして、子供世代の二人に葛藤はないのか?という妄想がむくむくと。
 サンミンは、父親(ジュナ)が本当は好きな人がいながら、自分の母親と結婚したことをどう思っているんでしょうか?
 他に好きな人がいる目の不自由な相手と結婚した上に先立たれてしまうというサンミンの母親って結構悲惨なのでは?
 彼女はジュヒを妬んでいて、サンミンはその影響を受けているのが普通だと思うのですが、彼はジへとの因縁を感じて単純に喜んでいるので、いったいどんな女性だったんだろうと想像がたくましくなりますね。すごく慈愛に満ちた人なんでしょうか。
 ジヘだって、母親が本当に好きだったのは自分の父親じゃなかったってこと、どう思ってるんでしょう。こちらは父親も納得ずくなので、まだしもですが、それにしたって……。
 ただ、それらの諸々の障壁を乗り越えてジヘとサンミンが結ばれるというなら、それはそれですごいお話になりそう。
 もっとも、それをやっちゃうと連続ドラマでないと消化しきれそうにないので、この映画としてはそこまで手を出さなくて正解だとは思いますが。
posted by Zhi-Hong at 13:07| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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